日帰り登山を何度か重ねていくと、山小屋宿泊をしてみたくなるのではないだろうか。
私自身、歩行時間が長い山行で少し余裕を持ってスケジュールを組めるようになるし、名物山小屋ご飯の存在も気になり、興味を持つようになった。
そして、実際に山小屋宿泊登山デビューをしたので、日帰り登山との違いをまとめていきたい。
山小屋宿泊登山のポイント
日帰り登山と比べて、どんなところに気をつけたらいいんだろう?
ゼロからのスタートだったのですね…!
日帰り登山と比較して、山行スケジュールに余裕が出るので、行動時間の計画の幅を広げられるのが大きなメリット。また、夕焼けや日の出を見られ、1日を通して自然の美しさを体感できるのが、何よりの醍醐味だ。
反対に、宿泊用の荷物や行動食が増えるので荷物が重くなる点は注意したい。また、水回りの環境は山小屋によって違うのでしっかりとチェックが必要だ。
日帰り登山にプラスする持ち物
- 行動食を+1日分
- ヘッドライト(日帰りでも遭難に備えて持っていくに越したことはない)
- 予備の靴下や手袋、アンダーウェア(長袖シャツなど)、小屋の中で着る服(ダウンパンツやフリース)
- モバイルバッテリー
- 汗拭きシート
- トランプやUNO(部屋で遊べる)
- 耳栓やアイマスク(大部屋でも快適に眠るグッズ)
山小屋の生活環境・就寝方法
つづいて、気になる山小屋での過ごし方について確認していきたい。
- 稜線の小屋は水を購入する場合が多い(水場がないため)
- 水場がある場合、宿泊者は無料
- お風呂に入れないことが多い
- 寝る場所は簡単な仕切りで区切られていて、大勢の人と一緒の部屋で寝るところがほとんど
- 人数と小屋によっては個室が予約できるところもある
- 21時ごろ就寝のところが多い(早朝に動き出す登山者も多いため、夕朝食の時間も早め)
- 寝具は枕と敷布団、掛布団を貸してくれるところが多い
- シーツ代わりにインナーシュラフが必要な場合もある
初めての山小屋選び、どこをみて選ぶ?
初めて宿泊する山小屋を選ぶ際は、以下を確認するとよい。
✔︎トイレの仕様がどうなっているか(水洗、バイオ、くみとりなど)、水はどうなっているか、などの衛生面
✔︎更衣室はあるか、就寝環境はどうか、などの生活面(個室があるか、どれくらいの面積の部屋に何人で寝るか)
✔︎登る山から小屋までの距離(下山口からどのように小屋まで行くのか)
尾瀬や八ヶ岳エリアは、水場の環境がよく登山口からもアクセスしやすい山小屋が多く集まるので、初めて訪れる小屋としておすすめですよ
予約方法(Web or 電話)、予約時期は各小屋ごとに異なる。また、人気の小屋はすぐに予約が埋まってしまうこともあるので、行きたい小屋を見つけたら事前に情報を収集することをおすすめする。
まとめ
私は初めての山小屋を、尾瀬の「山の鼻小屋」で経験した。珍しく浴槽付きのお風呂がある小屋だったので、本当に快適で想像していた山の1泊とはいい意味で違った。やっぱり、水回りは大切だとシティガール(自称)は思う。
お山は至仏山に登ったのですが、いつもより重い荷物にバテました。。
美味しいご飯を食べて、一緒に行ったメンバーとカードゲームで盛り上がって、総じて楽しく快適な山小屋登山ライフになったので、ぜひ挑戦してみてほしい。