夏の低山登山の暑さには、かなり疲弊する。アルプスなど標高高い山に行ければいいが、なかなかそれも叶わなかったりする(スキル的にも金銭的にも。。)
それでも山に登りたい人はどうすれば?
そんなときには「日帰りナイトハイク」をおすすめする。1日の中でも気温が高い日中を避けて登山をすれば、低山でも比較的快適に登山ができる。
ということで、今回はナイトハイクの基本をまとめていきたい。
ナイトハイクのここがいい!
まずは、ナイトハイクをおすすめする理由をまとめる。
1、夏の低山でも涼しく快適
日中と比べて気温が低い時間帯で登れるので、体力消費を抑えられる。また、早朝は虫が少ないのも嬉しいポイントだ。
2、日帰りでもご来光が見られる
山頂に着く頃に日の出を迎えるようにスケジュールを組めば、日帰り登山でもご来光を見ることができる。山によっては街の夜景が見れることも。
普段とは違う山の景色を楽しめるのが醍醐味だ。
3、混雑せず自分のペースで登れる
アクセスの良い人気の低山は登山者が多く、自分のペースで歩けない場合もある。夜間は人が少ないので周囲を気にせず登れるのも利点だ。
ナイトハイクのはじめ方
日中登山と大きくは変わらないので、普段の登山スタイルを元に、以下のポイントを踏まえて荷物や移動手段の準備を進めれば問題ない。
山行スケジュールは、山のどこにいるタイミングで日の出を迎えたいか、を基点に逆算して考えると良いですね。
日中登山と異なるポイント
- 山小屋は空いていない
➡︎水分や食事類など、持ち物は余裕を持つこと - ケーブルカーやゴンドラの営業時間に注意
➡︎これらを使って登ることは難しいので、全て足で登り切ったことのある山でチョイス - ヘッドライトで道を照らしながらルートを確認する
➡︎電池残量を確認しておくこと、万が一にはスマホのライトを使用する
服装とかは大きく変わらないけれど、念には念を入れて荷物のチェックが必要そうだね。
注意すること
最後に、安全に登るために注意してほしいことをまとめる。
- 1度登ったことのある普段慣れた山を選択すること
⭐️案内が整備されているなど、ルートのわかりやすい山がおすすめ - 登る前に仮眠をとるなど、登山開始時間に向けて体調を整えること
- ハプニングがあった時に対応できるよう複数人で登る
- 野生動物が急に出てくることもあるが、慌てず冷静に歩く
- (日中登山でも、ですが)荷物の確認はしっかりと<特に;ヘッドライト・水・救急セット>
暗い中登るので、歩いている道の様子が分かりづらい。それゆえ、迷いやすかったり、足元の危険に気づけなかったりする。慎重に道を照らしながら歩き、身の安全には細心の注意を払うことが大切だ。
まとめ
夏の低山を涼しく登れるナイトハイク、普段登っている山で試してみるのはいかがだろうか。夜中に行動する、というのは普段慣れない人にはハードルが高いことでもあるので、無理をせず1つの選択肢として考えてもらえればと思う。