✍️米炊き名人への道[前編]

山で炊飯

山で食べるごはん。地上から持っていくのもいいが、出来立ての熱々状態で食べるのも格別だ。特に冬は嬉しい。

とはいえ、がっつり山ご飯を作ろうとすると事前の準備だったり持ち物が多くなったり、なかなか難しいところがある。
そんな私は「炊飯」という道に活路を見出した。熱々のご飯さえあれば、レトルト食品なんかを持っていけば、立派な食事ができ上がるというわけだ。

美味しいお米は正義ですよね。

そこで今回は、“山の米炊き“について学んでいきたい。

必要な道具は?

まず、米炊きに必要な道具を確認したい。

クッカー

調理ギアの記事も参考にどうぞ。

熱伝導率の高いアルミ製を推奨。炊きムラがなくなり焦げにくい。メスティンはアルミ製が主流だ。コッヘルの中にはチタン製もあるので、素材の確認をすること。

⭐️熱伝導率の高さを比較すると、アルミ>ステンレス>チタンとなり、チタン製クッカーで炊飯するのは避けたほうがベター

バーナー

熱源ギアの記事を参考に、自分に合うものを選んでほしい。

プラスして、料亭の一人鍋で使うことの多い「固形燃料」は炊飯に向いているので選択肢に入る。

固形燃料の燃焼時間は炊飯に適していて、消えるまで使えばよいので簡単だ。さらに軽量というメリットもある。

風防

風防があると熱を効率的にクッカーに伝えることができ、炊きムラがなくなるので、風がない状況でも利用してほしい。

周りを囲んでいる銀のものが風防

安価に手に入れられるのも嬉しい。Webサイトでも簡単に入手可能。
こんな感じでコンパクトな軽量タイプを選ぶのがよい。

軍手&雑巾

意外と忘れがちだが重要なグッズ。

熱くなるクッカーを触るタイミングが来るので軍手は必須。雑巾は、吹きこぼれたとき、周りや物を汚してしまった場合に拭くために準備しておくとよい。

自宅での事前準備

いざ山で米炊きをすることになったら、事前に自宅で材料の準備を進めておく。

  • お米
    事前に計量し、1合ずつなど1回に使う分ずつ袋に分ける。
    ⭐️吸水する作業を袋の中で実施するのでジップロックを使うのがベスト
  • お水
    現地で目計りをするので通常通りボトルなどに入れて準備すればOK。
    参考までに必要な水の量をあげる。標高0mでは、米1号に対して必要なお水は200cc。これを基準に、(実際に米炊きをする場所の)標高が100m高くなるごとに、1.5cc増やす。
    EX;富士山3,776mの場合、1合あたり256cc

後編に続く

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