荷物が軽いと疲労感が変わる。余裕を持って登山を楽しめるように、荷物の軽量化は大事なポイントになると思う。
私自身、日帰りよりも荷物が増える小屋泊登山装備で山に登ったときに痛感した。
ただ、テント泊だと寝具類や食品など物自体の軽量化がしやすいのですが、
そもそも必要量が少ない小屋泊の場合は、実施したとしても効果が出にくいと言えますね。
そんな小屋泊想定の荷物で軽量化するポイントは、「今回の山行に必要か」ここに尽きる。いかに使わないものを減らせるか、ということだ。
私が見聞きしたポイントをざっとまとめていくので、取り入れられそうなものを参考にしてもらいたい。
使わないものを見直す
どう減らすかを考える前にまず、使わないものを持ってってはないか、改めて見直してみてほしい。例えばセットになっている調理器具、1つ1つ考えると使わないものが出てくるかもしれない。使用頻度が低いものは思い切って減らしてもよいだろう。
ただし、もしもの時に対応するものは使用頻度が低いとはいえ減らすことはできない。たとえば以下のようなものだ。
- ヘッドライト
- ファーストキッド
- モバイルバッテリー
さらに重量があり、なるべく少なくしたくなるのが水だが、こちらも無くなってしまっては生命の危機に繋がるので、多いかな?くらいでちょうど良い。
荷物の減らし方、3つの観点
最低限に減らすことができたら、荷物を減らすポイントをみていきたい。大きく3つの観点に分けられる。
1、必要な分だけで減らす
- 化粧品、汗拭きシートなどは携帯ボトルやジップロックを活用して必要な量だけ
- コーヒーやお茶パックは日数分だけでOK
- 調理器具やコップは使うものだけ➡︎山小屋の食事を利用すればググッと減らせるはず◎
- 着替えは就寝中に干せることを考慮➡︎消臭スプレーをささっとかけてもう1度使う
2、代用・兼用で減らす
- メーク落としと洗顔ができる拭き取りクレンジングをコットンに染み込ませ、小さめのジップ付きパックに
- ポーチよりもジップロックの方が軽い➡︎そもそもまとめなくても意外と平気
- スプーンとフォークは一体型のものをチョイス
- ライトと充電器のマルチなのが便利
- 消臭と虫除けに使えるハッカスプレーはマルチプレーヤー
3、ゴミを出さないで減らす
- 食品などの不要な包装部分は自宅で捨てておく
- 食材、行動食はなるべく中身だけに➡︎ジップロックやボトルで複数種類まとめたり
- 1回分の化粧品サンプルは、袋がゴミになるのであまりおすすめしない
どんな山に登るか、季節(温度)はどうか、小屋の設備などからどこを減らせるかを考えるのが基本です。計画性がキーを握ります。
そのほかポイント
最後に荷物の見直しという観点で、私の経験上思ったことをまとめておきたい。
使い捨てシーツについて
山小屋には使い捨てシーツを用意してくれるところもあるが、不織布の触れ心地やカサカサ音が気になったり、寝ている間にずれてしまうことも。荷物になってもインナーシーツは持っていきたいな、と思うこの頃だ。
マミー型だと寝ている間にズレることもないし、シュラフの防寒にも使えておすすめだ。
メガネとコンタクトとレーシックのこと
近視だとコンタクト(ケア用品も含む)やメガネが必要になると思う。私は1dayコンタクトを利用していたが、コンタクトの入れ外し作業に利用後のゴミ…荷物が増えることに加えて煩わしさを感じていたため、レーシック手術を受けた。
おかげで今は快適なアウトドア生活を送れているので、選択肢として考えるのもよいと思う。
まとめ
荷物を軽くして軽快に歩きたい…そんな思いから小さなことでも減らしていく術はないか検討した結果だ。きっとこれから知識は増えていくと思われる(※思いたい)ので、随時更新していけたらと思う。
ぜひ参考に自分のザックの中身を見直してみてほしい。